第2部|整理編 ―― 今ある情報を「資産」に変える
第5章 ファイル形式の超基礎 ―― 拡張子・文字化け・スキャンPDF
この章の要点
- 「拡張子」を知ると、AIに何を渡せるかが見えてくる
- 最初はWordやPDFのままで十分
- 「文字が画像になっているファイル」はAIが読みにくい点だけ注意
拡張子とは何か
「拡張子」とは、ファイル名の最後についている .docx .pdf のような部分です。これが、ファイルの種類を表します。
.docx… Word文書.pdf… PDF(レイアウトが固定された文書).pptx… PowerPointスライド.xlsx… Excelの表.csv… 表形式のデータ(カンマ区切り。Excelで開ける).txt… 文字だけのシンプルなファイル.md… マークダウン(後半で主役になります)
普段あまり意識しないかもしれませんが、これを知っておくと、「このファイルはAIに渡せるのか」「どう渡せばいいか」が判断できるようになります。
最初は、WordやPDFのままで大丈夫
ここで安心してください。最初から特殊な形式を覚える必要はありません。
多くの人は、Word・PDF・PowerPoint・Excelを普段使っているはずです。まずはそれで十分です。
- Word資料をAIに読ませる
- PDFを要約する
- PowerPointの内容を整理する
- Excelデータの傾向を見る
これだけでも、かなり実用的です。マークダウンやObsidianは、慣れてきてから後半でゆっくり扱います。
ひとつだけ注意:「文字が画像になっている」ファイル
AIにファイルを渡すとき、ひとつだけ知っておくべき落とし穴があります。それは、
文字が「画像」になっているファイル
です。たとえば、
- 紙の資料をスキャンしただけのPDF
- スクリーンショットの画像
これらは、見た目には文字が書いてあっても、コンピュータにとっては「文字」ではなく「画像(写真)」として扱われます。そのため、AIが文字として正確に読み取れないことがあります。
見分け方は簡単です。
そのファイルを開いて、文字をマウスで選択(ドラッグ)できるか。
- 選択できる → 文字データ。AIが読みやすい ◎
- 選択できない(画像として全体が選ばれる) → 画像化されている △
画像化されたPDFしかない場合でも、最近のAIは画像から文字を読む力(OCR)が上がっているので、渡してみる価値はあります。ただし、誤読が増える可能性は意識しておきましょう。
試してみる
手元のPDFを1つ開いて、本文の文字をドラッグで選択してみてください。スッと選択できれば、それはAIが得意に読めるファイルです。
第5章のまとめ
- 拡張子を知ると、AIに渡せるファイルの種類が判断できる
- 最初はWord・PDFのままで十分
- 「文字が画像になっているファイル」だけは、AIが読みにくい点に注意する