第2部|実践編 ―― プロフィールページを作る

第4章 AIへの指示の出し方とエラーの乗り越え方

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この章の要点

  • 良い指示の3要素は「何を/どんな機能・内容/どんな見た目」
  • エラーは「失敗」ではなく「ここに問題があるよ」という情報
  • 詰まったら、エラーをそのままAIに貼る。これが基本の型

曖昧な指示はNG

『概論』のプロンプト技法を、コーディングに応用します。たとえばこんな指示。

自己紹介ページを作って

短くてシンプルですが、AIには情報が足りません。名前だけ? 職業や趣味も? シンプル? 派手? ページ? アプリ? ──答えがないので、AIは勝手に想像で決めてしまい、期待とズレたものが出てきます。

指示に入れたい3つの要素

プロンプトを書くときは、次の3つを意識しましょう。これは『概論』第7章の「役割・目的・対象・出力形式」と同じ発想の、実践版です。

① 何を作るか 「自己紹介ページ」「ホームページ」など、作るものの種類をはっきり伝えます。

② どんな機能・内容を入れるか 「名前・職業・趣味を表示」「200字程度のプロフィール文」のように、欲しい内容を具体的に書きます。曖昧だとAIが余計な機能まで付けてくることがあります。

③ どんな見た目にするか 「やさしい雰囲気で、パステル系」「落ち着いたビジネス風」など。見た目を伝えないと、いかにもAIが作ったような無難なデザインで出てきます。ひとこと添えるだけで結果がガラッと変わります。

エラーは「失敗」ではなく「情報」

実際に作り始めると、必ずエラーにぶつかります。赤い文字が出る、ボタンを押しても反応しない、見た目が崩れる──そんなとき、多くの人が「自分には向いていないのかも」と心が折れます。でも、ここで一つ心構えを。

エラーは、あなたが悪いことをしたから出るのではありません。「ここに問題があるよ」と教えてくれるサインです。

本業の開発者でも、1日に何度もエラーに遭遇します。大事なのは慌てないこと。赤い文字が出ても「やった、ヒントが出た」くらいの気持ちで受け止めて大丈夫です。

基本の型:そのままAIに貼る

エラーが出たときの一番シンプルで効果的な対処法は、エラーメッセージをそのままAIに貼ることです。意味のわからない英語でも、あなたが読む必要はありません。AIに読んでもらえばいいのです。

以下のエラーが出ました。原因と修正方法を教えてください。

[ここにエラーメッセージを丸ごと貼り付け]

エラーメッセージが出ない場合(ボタンが反応しない等)は、状況を言葉で伝えます。コツは、人間に報告するイメージで、次の3点を具体的に書くことです。

  • 何をしたときに(例:「送信ボタンを押したとき」)
  • 何が起きるか(例:「真っ白な画面になる」「本当はこう動くはず」)
  • どんな条件か(例:「スマホだけで起きる」「常に起きる」)

これはまさに、セラピストが普段やっている「問診」や「症例報告」と同じ構造です。何をしたら/何が起きて/どんな条件で。この3点セットが揃うと、AIは状況を正確に把握でき、解決が早くなります。

それでも同じ間違いを繰り返すときは「違う方法で考え直してください」と伝える、別のAIツールに聞いてみる、一度休んで翌日見直す──このあたりが効きます。一人で抱え込まないのが鉄則です。


第4章のまとめ

  • 指示の3要素は「何を/どんな機能・内容/どんな見た目」
  • エラーは「ここに問題があるよ」という情報。慌てない
  • エラーはそのままAIに貼る。状況は「何をしたら/何が起きて/どんな条件で」で伝える

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